約 7,633 件
https://w.atwiki.jp/trebor/pages/376.html
霊場会 霊場会の名称 不詳 霊場会サイト 事務局所在地 事務局TEL そ の 他 気になること スペック 開 創 不詳 専用納経帳 不詳 納 経 料 不詳 対応時間 不詳 注意事項 廃路 札所一覧 札番 寺社名 所在地 電話番号 霊場本尊 宗派 納経所 第1番 寶運寺 愛媛県西条市朔日市543 0897-55-3030 第2番 吉祥寺 愛媛県西条市氷見乙1048 0897-57-8863 第3番 地蔵堂 愛媛県西条市下島山甲1940 第4番 西福寺 愛媛県西条市下島山甲1940 0897-56-3522 第5番 西泉大師寺 愛媛県今治市古谷甲1249 第6番 延命庵 愛媛県今治市玉川町別所甲483 第7番 徳見堂 愛媛県今治市玉川町八幡甲200 第8番 正法寺 愛媛県今治市中寺491 第9番 秋都庵 愛媛県今治市八町西3-2-11 第10番 観音堂 愛媛県西条市坂元甲 第11番 観音堂 愛媛県西条市明神木 第12番 誓願寺 愛媛県西条市東町3丁目 第13番 金剛院 愛媛県西条市福武甲1447 0897-55-2365 第14番 観音堂 愛媛県西条市大町 第15番 誓願寺 愛媛県西条市千野山6-7 第16番 大福寺 愛媛県西条市荒川2-37 0897-58-0511 第17番 観音堂 愛媛県西条市坂中 第18番 極楽寺 愛媛県西条市大保木4-36 0897-59-0011 第19番 極楽寺別院 愛媛県西条市大保木4-36 第20番 光昌寺 愛媛県西条市黒瀬淵の上乙213 第21番 吉祥寺 愛媛県西条市氷見乙1048 0897-57-8863 第22番 切川寺 愛媛県西条市氷見丙 第23番 岡林寺 愛媛県西条市氷見丙298 第24番 王至林寺 愛媛県西条市飯岡3021 第25番 阿弥陀寺 第26番 補陀洛寺 愛媛県西条市禎瑞528 0897-56-7832 第27番 前神寺 愛媛県西条市洲之内甲1426 第28番 明運庵 第20番 萬頃寺 愛媛県西条市安知生407-1 0897-56-0515 第30番 常楽庵 第31番 禎祥寺 愛媛県西条市上喜多川47 0897-47-3575 第32番 正慶庵 第33番 善誓寺 愛媛県西条市大師町200 番外1 大通寺 愛媛県西条市神拝甲312 0897-55-4276 番外2 阿弥陀堂 ※平成24年10月現在のPPMの気ままな遍路旅さんのサイトの情報を基としています。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oreshikar/pages/13.html
神様一覧 男神 名前 読み 属性 性別 奉納点 焼津ノ若銛 ヤイヅノワカモリ 火 男 10 鹿島 中竜 カシマ チュウタツ 水 男 10 宇佐ノ茶々丸 ウサノチャチャマル 風 男 10 黒曜斎 影彦 コクヨウサイ カゲヒコ 土 男 10 熊祖権現 クマソノゴンゲン 土 男 168 火降り童子 ホフリドウジ 火 男 216 七枝 タケル ナナエダ タケル 火 男 300 風馬 慎兵 フウマ シンペイ 風 男 357 天目 炎耳 アマノ メエンジ 火 男 493 陰陽児 中 オンミョウジ アタル 火 男 539 黒鉄 右京 クロガネ ウキョウ 土 男 576 淀ノ蛇麻呂 ヨドノヘビマロ 水 男 578 怒槌丸 イカヅチマル 風 男 682 十六夜 伏丸 イザヨイ フセマル 土 男 778 愛染院 明丸 アイゼンイン アキラマル 火 男 1005 タタラ 陣内 タタラ ジンナイ 火 男 1292 根来ノ双角 ネゴロノソウカク 土 男 1615 やたノ黒蝿 ヤタノクロハエ 風 男 2005 火車丸 カシャマル 火 男 2213 白浪 河太郎 シラナミ ガタロウ 水 男 2848 鳳 あすか オオトリ アスカ 風 男 3099 八坂 牛頭丸 ヤサカ ゴズマル 土 男 4112 三ツ星 凶太 ミツボシ キョウタ 火 男 4196 稲荷ノ狐次郎 イナリノコジロウ 土 男 5069 大隅 爆円 オオスミ バクエン 火 男 5585 土々呂 震玄 ドドロ シンゲン 土 男 6399 孔雀院 明美 クジャクイン アケミ 火 男 7352 おぼろ 幻八 オボロ ゲンパチ 風 男 7764 虚空坊 岩鼻 コクウボウ イワハナ 風 男 8122 不動 泰山 フドウ タイザン 火 男 9004 七天斎 八起 シチテンサイ ハッキ 土 男 10001 餅乃花 大吉 モチノハナ ダイキチ 火 男 10444 阿狛・吽狛 アコマ・ウンコマ 土 ? 10998 鎮守ノ福郎太 チンジュノフクロウタ 風 男 12019 石猿 田衛門 イシザル デンエモン 土 男 12771 赤羽根天神 アカバネテンジン 火 男 13998 万屋 玄亀 ヨロズヤ ゲンキ 水 男 15010 鳴神 小太郎 ナルガミ コタロウ 火 男 17003 月喰い夜刀介 ツキクイヤトスケ 土 男 17981 嘗祭り 露彦 ナメマツリ ツユヒコ 水 男 19801 大江ノ捨丸 オオエノステマル 風 男 21442 梵ピン将軍 ボンピンショウグン 火 男 23071 金翔天 竜馬 キンショウテン タツマ 土 男 24000 仙酔エビス センスイエビス 火 男 25676 崇良親王 アガラシンノウ 土 男 28399 木霊ノ寝太郎 コダマノネタロウ 土 男 29922 紅梅白梅童子 コウバイハクバイドウジ 土 男 30985 太刀風 五郎 タチカゼ ゴロウ 風 男 32428 雷電 五郎 ライデン ゴロウ 水 男 33990 月光天 ヨミ ゲッコウテン ヨミ 土 男 36159 黄黒天 吠丸 コウコクテン ホエマル 火 男 38806 十文字聖夜 セイント・クルス 水 男 40228 光無ノ刑人 ヒナシノケイト 風 男 42159 虫寄せ花乱 ムシヨセカラン 土 男 45641 日光天 トキ ニッコウテン トキ 風 男 47476 雷王 獅子丸 ライオウ シシマル 火 男 49519 氷ノ皇子 コオリノオウジ 水 男 51104 女神 名前 読み 属性 性別 奉納点 飛天ノ舞子 ヒテンノマイコ 風 女 10 お地母ノ木実 オチボノキミ 土 女 10 ささらノお焔 ササラノオエン 火 女 10 魂寄せ お蛍 タマヨセ オケイ 水 女 10 秋葉48菩薩 アキバ48ボサツ 火 女 10 美津乳姫 ミヅチヒメ 水 女 91 羽黒ノお小夜 ハグロノオサヨ 土 女 142 福招き 美也 フクマネキ ミヤ 風 女 214 水母ノくらら ミナモノクララ 水 女 327 松葉ノお甲 マツバノオコウ 水 女 396 伊吹の宮 静 イブキノミヤ シズカ 風 女 517 若草山 萌子 ワカクサヤマ モエコ 火 女 550 白虫 お真由 シラムシ オマユ 土 女 615 みどろ御前 ミドロゴゼン 水 女 754 速瀬ノ流々 ハヤセノルル 水 女 754 葦切 四夜子 アシキリ シヤコ 水 女 842 二つ扇ノ前 フタツオウギノマエ 火 女 1015 椿姫ノ花連 ツバキノカレン 土 女 1188 風車ノお七 カザグルマノオシチ 風 女 1794 木曽ノ春菜 キソノハルナ 土 女 1946 陽炎ノ由良 カゲロウノユラ 火 女 2110 東風吹姫 コチフクヒメ 風 女 3113 泉源氏 お紋 センゲンジ オモン 水 女 4513 那由多ノお雫 ナユタノオシズ 水 女 6773 八葉院 蓮美 ハチヨウイン ハスミ 水 女 7453 春野 鈴女 ハルノ スズメ 風 女 8796 月寒 お涼 ツキサム オリョウ 水 女 9423 稲葉ノ美々卯 イナバノミミュウ 風 女 10140 愛宕屋モミジ アタゴヤモミジ 土 女 10484 地蔵堂 円子 ジゾウドウ マルコ 水 女 10740 阿狛・吽狛 アコマ・ウンコマ 土 ? 10998 鳴門屋 渦女 ナルトヤ ウズメ 水 女 11801 野分の前 ノワキノマエ 風 女 12512 五月川 山女 サツキガワ ヤマメ 水 女 12899 苗場ノ白雪姫 ナエバノシラユキヒメ 水 女 13831 印虎 ひかる インドラノヒカル 風 女 13881 万珠院 紅子 マンジュイン ベニコ 土 女 14039 下諏訪 竜実 シモスワ タツミ 水 女 14491 鳴かず弁天 ナカズベンテン 水 女 15079 上諏訪 竜穂 カミスワ タツホ 水 女 16001 六ツ花御前 ムツハナゴセン 水 女 16268 芭蕉天 嵐子 バショウテン ランコ 風 女 16793 土公ノ八雲 ドクノヤクモ 土 女 17016 天空のハルカ テンクウノハルカ 火 女 18211 敦賀ノ真名姫 ツルガノマナヒメ 水 女 18997 百合唐 蝶子 ユリカラ チョウコ 土 女 19922 百足 お銀 ヒャクアシ オギン 土 女 22538 八手ノお墨 ヤツデノオスミ 水 女 24071 吉焼天 摩利 キッショウテン マリ 火 女 25992 おぼろ 夢子 オボロ ユメコ 風 女 26223 鏡国天 有寿 キョウコクテン アリス 水 女 28432 ほろ酔い桜 ほろよいさくら 火 女 29077 九尾吊りお紺 クビツリオコン 土 女 30391 片羽ノお業 カタハノオゴウ 風 女 31586 茅宮 卑弥子 カヤミヤ ヒミコ 土 女 33858 赤猫お夏 アカネコオナツ 火 女 36321 桃果仙 トウカセン 水 女 37909 卜玉ノ壱与 ウラタマノイヨ 水 女 39925 常夜見 お風 トコヨミ オフウ 風 女 44953 太照天 夕子 タイショウテン ユウコ 火 女 50135 太照天 昼子 タイショウテン ヒルコ 火 女 68057 レア神様 愛宕屋モミジ アタゴヤモミジ 土 女 10484 初回限定 十文字聖夜 セイント・クルス 水 男 40228 初回限定 桃果仙 トウカセン 水 女 37909 体験版 紅梅白梅童子 コウバイハクバイドウジ 土 男 30985 Twitter連動特典 秋葉48菩薩 アキバ48ボサツ 火 女 10 攻略本特典 ほろ酔い桜 ほろよいさくら 火 女 29077 電撃PlayStation特典 ※灰色:行方不明、桃色:新規追加 - 特典の神様が一部PlayStation®Storeで無料配信されていました。詳細は公式参照http //www.jp.playstation.com/scej/title/oreshika/newkamisama.html -- 名無しさん (2013-05-04 14 33 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/trebor/pages/333.html
霊場会 霊場会の名称 不詳 霊場会サイト 事務局所在地 事務局TEL そ の 他 気になること スペック 開 創 明治26年 専用納経帳 不詳 納 経 料 不詳 対応時間 不詳 注意事項 情報源は神谷書房「全国三十三カ所観音霊場および全国八十八カ所霊場ご詠歌集」 札所一覧 札番 寺社名 所在地 電話番号 霊場本尊 宗派 納経所 第1番 神岳山金蔵寺 長崎県壱岐市勝本町新城西触590 0920-42-0687 釈迦如来 真言宗 第2番 ムルの堂 長崎県壱岐市勝本町新城西触 阿弥陀如来 第3番 岩熊堂 長崎県壱岐市勝本町新城西触 地蔵菩薩 第4番 寺原田堂 長崎県壱岐市勝本町新城東触 地蔵菩薩 第5番 東光寺 長崎県壱岐市勝本町仲触692 0920-42-0669 阿弥陀如来 臨済宗 第6番 高尾堂 長崎県壱岐市新城東触 薬師如来 第7番 甚願田堂 長崎県壱岐市芦辺町箱崎江角触 弘法大師 第8番 長尾堂 長崎県壱岐市芦辺町箱崎大左右触 千手観世音 第9番 阿弥陀堂 長崎県壱岐市芦辺町瀬戸浦 阿弥陀如来 第10番 向町堂 長崎県壱岐市芦辺町瀬戸浦 千手観世音 第11番 長徳寺 長崎県壱岐市芦辺町箱崎中山触302 0920-45-2254 薬師如来 曹洞宗 第12番 中尾堂 長崎県壱岐市芦辺町谷江触 阿弥陀如来 第13番 倉元堂 長崎県壱岐市芦辺町谷江触 十一面観世音 第14番 円福寺 長崎県壱岐市芦辺町国分当田触 釈迦如来 第15番 大石堂 長崎県壱岐市芦辺町諸吉大石触 薬師如来 第16番 天徳寺 長崎県壱岐市芦辺町諸吉大石触593 0920-45-0081 千手観世音 曹洞宗 第17番 阿弥陀堂 長崎県壱岐市芦辺町芦辺浦 阿弥陀如来 第18番 釈迦堂 長崎県壱岐市芦辺町芦辺浦 釈迦如来 第19番 天神川堂 長崎県壱岐市芦辺町芦辺浦 地蔵菩薩 第20番 樋川堂 長崎県壱岐市芦辺町芦辺浦 地蔵菩薩 第21番 長瀬堂 長崎県壱岐市芦辺町諸吉 十一面観世音 第22番 小坂堂 長崎県壱岐市芦辺町諸吉 薬師如来 第23番 棚江堂 長崎県壱岐市芦辺町諸吉 不動明王 第24番 竜泉寺 長崎県壱岐市芦辺町諸吉本村触1932 0920-45-1031 観音菩薩 曹洞宗 第25番 八幡堂 長崎県壱岐市芦辺町諸吉本村触 地蔵菩薩 第26番 スゲ大師堂 長崎県壱岐市芦辺町諸吉 地蔵菩薩 第27番 塔の辻堂 長崎県壱岐市芦辺町諸吉 十一面観世音 第28番 春の舎堂 長崎県壱岐市石田町池田触 大日如来 第29番 中尾堂 長崎県壱岐市芦辺町深江栄触 千手観世音 第30番 安国寺 長崎県壱岐市芦辺町深江栄触546 0920-45-0447 地蔵菩薩 臨済宗 第31番 平堂 長崎県壱岐市芦辺町深江栄触 文殊菩薩 第32番 袖の堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 十一面観世音 第33番 向長堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 薬師如来 第34番 山の坊堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 観音菩薩 第35番 地蔵堂 長崎県壱岐市石田町山崎触 地蔵菩薩 第36番 後藤堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 不動明王 第37番 清水堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 大日如来 第38番 先辺堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 千手観世音 第39番 山根堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 観世音菩薩 第40番 堤堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 薬師如来 第41番 谷頭堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 十一面観世音 第42番 たいわん堂 長崎県壱岐市石田町筒城触 十一面観世音 第43番 観音堂 長崎県壱岐市石田町石田触 十一面観世音 第44番 鬼ガ原堂 長崎県壱岐市石田町石田触 十一面観世音 第45番 岩谷堂 長崎県壱岐市石田町印通寺浦 不動明王 第46番 古見堂 長崎県壱岐市石田町石田触 地蔵菩薩 第47番 古ヤ堂 長崎県壱岐市石田町石田触 阿弥陀如来 第48番 寿慶院 長崎県壱岐市石田町本村触292 0920-44-6351 地蔵菩薩 臨済宗 第49番 竜峰院 長崎県壱岐市石田町石田西触 阿弥陀如来 臨済宗 第50番 サイマ堂 長崎県壱岐市石田町印通寺浦 薬師如来 第51番 伝記寺 長崎県壱岐市石田町池田東触256 0920-44-6537 地蔵菩薩 臨済宗 第52番 石田峰堂 長崎県壱岐市石田町池田触 十一面観世音 第53番 アゼクリ堂 長崎県壱岐市石田町池田触 阿弥陀如来 第54番 真引堂 長崎県壱岐市石田町池田触 地蔵菩薩 第55番 薬師堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町若松触 薬師如来 第56番 若松堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町初山西触 地蔵菩薩 第57番 薬師堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町初山東触 薬師如来 第58番 南明寺 長崎県壱岐市郷ノ浦町初山東触146 0920-47-0704 地蔵菩薩 曹洞宗 第59番 法輪寺 長崎県壱岐市郷ノ浦町坪触2137 0920-47-1427 地蔵菩薩 曹洞宗 第60番 南切堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町迎町 薬師如来 第61番 金比羅堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町迎町 観世音菩薩 第62番 専念寺 長崎県壱岐市郷ノ浦町郷ノ浦491 0920-47-0558 阿弥陀如来 浄土宗 第63番 本居堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町元居 観世音菩薩 第64番 華光寺 長崎県壱岐市郷ノ浦町東触618 0920-47-0279 釈迦如来 曹洞宗 第65番 長栄寺 長崎県壱岐市郷ノ浦町庄触838 0920-47-4037 願王尊 曹洞宗 第66番 西原堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町麦谷触 地蔵菩薩 第67番 渡良堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町渡良浦 地蔵菩薩 第68番 神田堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町神田触 十一面観世音 第69番 物部堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町物部触 文殊菩薩 第70番 薬師堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町物部触 薬師如来 第71番 定光寺 長崎県壱岐市芦辺町湯岳本村触222−1 0920-45-3521 釈迦如来 臨済宗 第72番 鯨石堂 長崎県壱岐市芦辺町深江触 大日如来 第73番 若宮堂 長崎県壱岐市芦辺町中野郷 釈迦如来 第74番 白川堂 長崎県壱岐市芦辺町中野郷 不動明王 第75番 国分寺 長崎県壱岐市芦辺町中野郷西触725 0920-45-2375 薬師如来 臨済宗 第76番 椿原堂 長崎県壱岐市芦辺町住吉触 子安観世音 第77番 高源院 長崎県壱岐市郷ノ浦町里触86 0920-46-0017 釈迦如来 曹洞宗 第78番 徳命堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町里触 弘法大師 第79番 釈迦堂 長崎県壱岐市郷ノ浦町里触 釈迦如来 第80番 井田堂 長崎県壱岐市勝本町坂本触 弘法大師 第81番 仙南寺 長崎県壱岐市勝本町坂本触1243 0920-42-1634 千手観世音 真言宗 第82番 地蔵堂 長崎県壱岐市勝本町大久保触 地蔵菩薩 第83番 地命堂 長崎県壱岐市勝本町勝本浦 地蔵菩薩 第84番 弥勒堂 長崎県壱岐市勝本町勝本浦 弥勒菩薩 第85番 川上堂 長崎県壱岐市勝本町勝本浦 観世音菩薩 第86番 弥陀堂 長崎県壱岐市勝本町勝本浦 阿弥陀如来 第87番 平大師堂 長崎県壱岐市勝本町坂本触 観世音菩薩 第88番 能満寺 長崎県壱岐市勝本町坂本触746 0920-42-0141 虚空蔵菩薩 真言宗 ※平成24年10月現在の壱岐巡りさんのサイトの情報を基としています。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/431.html
ロボの部屋へ向かうととんでもない光景を目にしてしまった。 「ああニコ!た、助けてぇ~~!!」 散乱した紙オムツ、転がる哺乳瓶、憔悴しきったロボの目にはクマ。そして……。 「ほぎゃあああ~~~~!!」 ……あたしは悪夢を見てるの? 「何なの?これってどういう事!?」 数十分前にロボから慌てた声で 『ニコ!助けて!!』 と電話があって、何事かと思ってやって来てみれば。 「もうどうしたらいいかわかんないよ。俺じゃ赤ちゃんの世話なんて無理だし~。 ニコお願い、ちょっと手伝って」 は?今何て言った? 「ニコ?」 えーっと、これってだからどういう事なんですかね? 「ロボ……」 「はい?」 「……ちょっと!何なのよこの子は!?誰の子なの!?」 「へっ?」 「もう知らない!そんな奴だなんて思わなかった!!いつの間に子供なんて作ってたの!? しかもあたしに隠してたなんて、最っ低ーーーー!!」 「う、うわっニコ!?違う、勘違い勘違い!!」 「何が違うの!じゃあこの子は誰の子なのよ!!これは何なのよーーーーっ!?」 足下に落ちていた1枚の紙切れをロボの鼻先に突き付ける。 『この子をよろしくお願いします。勝手なことしてごめんなさい』 確かクーファン?とかいう籠の中で泣いてる赤ちゃん、慌てたロボの顔、そして置き手紙。 これだけ揃って一体何がどうなんだか……。 「ニコ、誤解なんだってばあ~。だからこれはね……」 「問答無用!!」 頭に来た私はついに黄金の左ストレートをその顔に向けて思いっ切り繰り出した。 Σボカッ!! ドサッと音を立てて大きなロボの体が床に倒れ込んだ。 ……筈なんだけど???? 「痛~……くない、あ、あれっ?」 当のロボは目をぱちくりさせて相変わらずポーっとつっ立ってる。ふと2人して音の した辺りに視線を落とすと……。 「よ、よっちゃん!?」 それは3年前に私達の前から消えたまま音沙汰の無かった地蔵堂の名梨秀吉こと「よっ ちゃん」だったのだ。 「一体どうしたの?」 腫れた顎を冷やしながらよっちゃんは私達を交互に眺めて話し始めた。 「旅先でさ、社長の知り合いに会ったりする事が良くあんだよ。でな、3日程前に娘が 妊娠したまま駆け落ちしてもう半年以上経つのに見つかんないから捜してくんねえ かって頼まれて、社長が久々に地蔵堂に帰って来たら……店の前にさ」 とクーファンで眠る赤ちゃんを顎でしゃくった。 「えっ!じゃあよっちゃんが置いてったの、この子!?」 「え。ちょっとロボどういう事!?」 夕方会社から帰宅したロボが玄関を開けると部屋の真ん中にいたそうだ。この子が。 「俺達は、この子の母親捜さなきゃなんねえから。とりあえずここ鍵開いてんじゃん?」 いや、そういう問題か?ってロボも「ああそっか」なんて頷いてんじゃない! 久しぶりに会ったと思ったら。やっぱり関わるとろくな事ないじゃん! 「だからって何であたし達が子守しなくちゃならないわけ?スパイならともかくベビー シッターじゃないんだから!!社長が見ればいいじゃん」 「あの人が赤ん坊の面倒見られると思うのか?」 ロボと2人大きく首を左右に振る。赤ちゃんより手がかかるっつーの、忘れてたわ。 「だろ?だから頼むわ。なるべく早く捜すからよ」 「えーっ、あたし達じゃ無理!絶対ムリッ!!どうすりゃいいかわかんないよ」 「そうだよよっちゃん!俺は明日も会社が……」 「まあまあ、予行練習だと思えばいいじゃん」 お前らそうなんだろ?とニヤリと笑いながらよっちゃんはあたし達を見た。 「ええ~!?でも俺達まだちゃんと避に……」 「ちょ、バカ!」 余計なことを口走ろうとするロボを思い切りはたいて黙らせてる間に、よっちゃんは 赤ちゃんを残してさっさと消えてしまっていた。 「マジで?」 勘弁してよー。散乱したロボの部屋を見渡して溜め息をついた。 仕方なくあたしも泊り込んで子守をする事にした。ていうかそうするしかないし。 「ごめんね。せっかくの週末なのにさ~、今会社すっげえ忙しいんだよね。休みなのに ほんっとにニコ、ごめん!!」 会社から帰ったまんま、スーツも脱がないでくたくたの様子のロボに怒れるわけもなく 、とにかく慌てて買いに行った育児書片手に悪戦苦闘する。 「ニコ、オムツ替えらんない」 「何でよ!」 「だって女の子だよ~、無理だよ~」 「…………」 どうやって替えるの?ミルクの作り方は?量は?抱っこはどうやんの?これって首座ってる? 今までやった事ないんだからわかるわけないよね。とにかく必死で動くしかなかった。 一晩じゅう泣き続けられて、やっと赤ちゃんが眠った頃にはもう夜が明けていた。 「ああもう、あたし赤ちゃんいらない!」 こんなに大変だなんて思いもしなかった。 「え~、ニコ幸子に会いたくないの?」 寝不足の目をこすりながらロボは会社へ行くために身支度を整えながら言う。 「だって、絶対無理だよ!1日だけでこれだよ?こんな事ずっとやんなきゃなんない なんてあたし、自信ないよ。できないよ……」 可愛い~なんて、街中で赤ちゃんを見てキャアキャア言ってた今までの自分がなんか 凄く無責任な気がした。実際可愛いだけじゃやってらんないと思う。マジで。 「でもさ、うちの母ちゃんもニコのお母さんもこんな事ずっとやってくれたんだよね。 それって凄い大変なことだったんだなあって思ったら、今度は自分が誰かにそれを してあげたいって気持ちになったよ。そうやって皆誰かに愛情を与えていくんだなあ って。親になるってそういう事かなあ、って考えちゃったな」 スウスウ寝息を立てる名前も知らない赤ちゃんを眺めながら話すロボの言葉を聞きな がら、そういうものなのかなあ、とあたしも考える。 だったら何故、あなたのお母さんは地蔵堂にあなたを託したのだろうね? なるべく早く帰るよう頑張るからね、ごめんね、って何度も言いながら眠そうに出て いったロボを見送りながら、あたしは赤ちゃんを見つめて思っていた。 一緒に置いてあったバッグの中身を見ると、何か手掛かりはないもんかと一通り荷物を 解いて並べてみる。 紙オムツ、哺乳瓶、数着ある服、ガーゼのハンカチ……そして1冊のノートがあった。 『今日私は母になりました。無事にこの世に生まれて来てくれてありがとう』 いわゆる育児日記と思われるそのノートには、1ページ目のその書き出しから始まり その日のミルクの量や赤ちゃんの様子からこと細かに書き記してあった。 ただなんとなくページを捲っていた私は、ふとある書込みに目を留めてしまっていた。 『ただ幸せになってほしいから――幸――』 「ゆき?それとも……さち?」 小さな寝顔を覗きながら呟いた。 もしかしたらあなたに思いを込めて付けた名前なのだろうか?きっとこれは精一杯の あなたへの……。 何気にぎゅっとグーにした小さな手をつついてみた。私の指が触れるとピクッ、と 小さく震える。と思うと――――、 「…………あっ」 一瞬ぱっ、と開くとその手は私の人差し指を掴んでぎゅっとまた閉じた。 小さな紅葉のような弱々しい手から想像もつかない強い力で温もりを注ぎ込んで来る。 「えーどうしよう、離れない……」 無理に解くと起きちゃうなー、なんて思いながらも人差し指の不思議な感触に何故か 胸がキュンとなった。 あたしの事お母さんと間違えてるのかな?……早く会いたいよね? 「ゆきちゃん?それとも……さっちゃんかな?」 声に出してちょっと呼んでみたら、気のせいか眠りながら口元が笑った気がした。 「さっちゃん」 何となくもう1度呼んでみる。 いつかこんなふうに当たり前に結婚して、当たり前に赤ちゃんを授かって、当たり前 にお母さんになる日が来るのかな?今まで漠然と思い描いていたけど、それって当たり前 に見えて実は凄い事なんじゃないかなあ? 新しい命を授かるために星の数ほどの中から運命の相手を探し当てて、愛し合って、 この世に生まれて来るその小さな体で懸命に生きる命を守り育てて、そしてまたそれは 続いて繋ってゆく。永遠に繰り返されて。 それがもし、その相手が……そうだったらいいなあ、と思う。私が願う幸せが、必ず 同じであるとは限らなくても、願わずにはいられない。 きゅっきゅっと時々強く握り返して来る手の力強さに、時間の経つのも忘れてずっと その寝顔を眺めながら、私も浅い眠りについていった。 少しだけ夢を見た。 暖かな新緑の下で満面の笑みを浮かべる私と繋がれた小さな手。そして反対側のその 手に繋がれて笑う誰かは……。 ロボ。 あなたの幸せと私の幸せが同じならいいのに。 夕方になりロボが帰宅した。 「ご飯お惣菜買って来たから。ニコ大変だったろ?」 自分も疲れてボロボロだったろうに、ロボは上がると真っ先に私を労ってキスをした。 「大丈夫だよ、何とか。まあさすがにちょっと疲れてきたけどね」 ロボの顔を見た途端何故かホッとして、その胸に顔を埋めた。 「何?なんか今日のニコ積極的~」 「バカ!そんなんじゃないのっ」 本当は早くロボが帰って来るのを心待ちにしていた。会いたくて仕方なかった。改めて 私はロボのことが本心から好きなんだと思ったから。 先はどうなるのかなんて多分誰にもわからない。だけど今のこの気持ちは何よりも大切 に自分に正直にいたいと思う。 眠りから覚めた彼女はまた泣き声をあげた。にわかに焦り出したロボを余所に私は 抱き上げて軽くあやすと少し落ち着いてきた。 「……ニコ、上手くなってない?」 「1日抱っこしたら慣れて来たみたい」 ミルクを飲んでまた一眠り。 「なあに?」 赤ちゃんを眺める私をロボが眺めながら、小さく微笑んでいる。 「ん?……なんかね、ニコ、お母さんみたいに見える」 「えっ?」 やだなあもう、って目を逸らした私をロボがぎゅうっとその胸に抱き締めた。 「ちょっと苦しいよ」 「うん。でももうちょい我慢して。俺もニコを抱っこしたいの」 あたしは赤ちゃんじゃないっての!って思ったけど、ロボの胸は安心できて暖かくて 好きだから、そのまま黙って目を閉じた。 「ニコ、あのさあ……もしこの先ずっと一緒にいられたら、俺の幸せがニコの幸せと同じ になったらいいのになって思うんだ」 「……えっ?」 思わず見上げるロボの顔はとても優しいのにどこか切なげでどことなく不安に見えた。 「あたしの幸せは……」 ワイシャツの胸元を掴みながらロボの瞳を見上げ口を開いたその時、 「おい!お前ら、母親見つかったぞー」 玄関を勢い良く開けてよっちゃんが乱入して来ると同時に、また泣き声が部屋に響いた。 「あなただったの」 地蔵堂に向った私とロボの前で、社長が若い女性に話しかけている。 「誰?」 「例の駆け落ちした娘さんだったんだよ」 小声で聞いた私によっちゃんがそっとまた小声で返す。 「どうしてここに置いて行ったの?」 社長の言葉にその人は俯きながら答えた。 「父に反対されて2人で逃げて、さあこれからって時にあの人が事故で……。その時には 既にお腹にこの子がいたんです。1人で育てるつもりで産みました。だけど、現実は 私が考えてたよりもずっとずっと厳しくて、辛くて……。真境名のおばさまならきっと この子のことうまくやって下さると思って……」 まだ若いのに随分疲れた印象を受けた。相当苦労したのに違いない、と女性を見て思った。 「あなた、死ぬつもりだったのね」 社長の言葉にその場にいた皆がギョッとした。ただ1人、スウスウ眠る赤ちゃんを除いて。 そしてその母親は急に涙をぼろぼろ零してその場に泣き崩れた。 「このままだときっと満足に育てるなんて出来ないって思って……だから、こんな私と 居るよりもいっそ真境名のおばさまに託してどこかいい人を探して貰った方が、この子 のためになると思ったんです」 掛ける言葉が見つからないのかよっちゃんもロボも押し黙ったままだった。そんな中 社長が沈黙を破る。 「この娘が面倒を見てくれたのよ」 彼女は社長に促されて私を見ると、黙って頭を下げた。 「あの……」 「はい」 「死ぬなんて簡単に言わないで下さい。あの子、小さい身体で一生懸命生きてる。それは あなたがこの世に生み出したからで、それはあなたが生きる事を選んだからで……。 だってじゃなきゃ恋人が死んだ時一緒に死んでも同じだった筈じゃない」 私は彼女の悲痛な心の叫びを聞いた気がして、気付けば目の前で語りかけていた。 「誰かが死んでそれで幸せになる人なんているわけない。まして一番愛して欲しい家族が いなくなってしまったら……きっと心に穴が開いて、誰もその代わりになんてなれ なくて。死んで良い人なんてこの世にいるわけないじゃない!いなくなった方がいい なんてそんなの言い訳だよ!!子供が親にそんな事望むわけないじゃない」 時間が止まった様に誰も動かなかった。私の声だけが震えて響いていた。 「あの子は幸せになるために産まれて来たんでしょう?だったらそれができるのはあなた だけだと思います。だから逃げたりしないで!……そうしたくてもできなかった人 だっていっぱいいるんだから……」 誰かの中で代りにその命を繋いでいる人。 尽きる命にその代償としての喜びを与えようとする人。 生きるために大切な人の手を離してばらばらに解かなければならなかった人。 そして、明日への希望さえ夢見る事を許されず罪だけを抱えて散っていった人……。 もうたくさんだ。この世には多くの生死が溢れてる。 どんなに歳を重ねて大人になっても、それを忘れてしまうのだけは嫌だ。絶対嫌だ。 「あなたがいなくなったら、あなたの代りなんていないんだから」 私は泣いていた。ずっと忘れた事のなかったこの世との関わりを思い出しながら。 「そう。あなたのお父様にとって大事な娘と孫の代りになる人なんてどこにもいないわ」 突然立上がって社長が彼女に向けて口を開いた。 「でも父は、私達を許してはくれないと……」 「ええ、そうね。勝手なことしたんだもの」 その言葉にがくんと肩を落とす彼女を見て 「ちょっと言い過ぎなんじゃないの?……」 さすがにロボが口を挟む。 「勝手なことした罰に当分外出禁止を言い渡すそうよ」 「えっ?」 その場にいた全員が顔を見合わせた。 「子は幾つになっても親にとっては子よ。孫となれば尚更。悪いと思うなら黙って帰って こい、ですってよ」 涙が乾く暇がない程彼女はただ泣きつづけていた。 「お世話になりました」 安心したように眠った赤ちゃんを抱いて、彼女は私達に頭を下げた。 迎えの車に乗り込もうとした時、思わず私は口走ってしまった。 「あの、もう1回抱かせてくれませんか?」 ロボもよっちゃんも彼女も驚いたけど、黙って 「どうぞ。抱いてあげて下さい」 とおくるみに包まれた赤ちゃんを渡してくれた。 腕の中に納まった小さくて重い命の温もりに、また私は胸のどこかがキュンとなる。 そっと握られた手をつつくと、またゆっくりとその手を開いた。だがまたすぐにきゅっと 小さく握り締める。 「……ありがとうございました」 お母さんに返すと、一瞬だけ閉じていた目をぱっちり開いた。そこに映っていたのは 私の顔……? 「あら、あなたを見て笑ったわね」 少しだけその口元が弛んだのを感じたのは錯覚ではなかったのか?またすぐに眠りに ついた赤ちゃんを抱き締めて彼女は車に乗り込んだ。 走り去る車が見えなくなるまで見送ると、旅仕度をした社長が店を後にしようとしていた。 扉に鍵を掛け、よっちゃんがバイクへ寄り掛かって待つ方にと向う。 「もう行っちゃうんですかぁ?」 何だか寂しげな気持ちを含んだ様な声でロボが問う。 「ええ、頼まれ事のために寄っただけだから。また遊びに行って来るわ」 そう言って社長はメットを受け取る。 「また帰って来るんですよね?」 私の言葉にちょっと意地悪ないつもの笑みを浮かべて 「さあ?どうかしらね」 と笑う。 「まだまだ遊び足りないのよね。だから本当は他人のお世話なんてしてる暇ないんだ けど」 話しながらよっちゃんの後ろに跨る。 「でも遊んでばかりじゃ飽きちゃうのよね。気が向いたらまた足突っ込んじゃうかも しれないわね。……血が騒ぐのかしら?」 最後は小声で呟きながら、ニヤリとまた小さく微笑んだ。 「生きてる限り、またどこかで会う事もできるわ」 だから、サヨナラはいらないの。 そう言うとまた2人は私達の前から消えてしまった。楽しそうに笑いながら。 「よっちゃんはまた付き合ってくれなくても良かったのよ?あの店に残っても良かった のに」 「社長ー、まだ言うんですか?俺は社長について行くって決めてんッすよ」 町を一望出来る峠にバイクを停めてタバコを吹かしながら、語り合うふたり。 「社長言ったじゃないですか。……家族だからって」 「……あたしはお母さんかしら?それともまさかお婆ちゃんじゃないわよね?」 「ち、違いますよ!(そんな恐ろしい事考えるのも怖ぇよ‐‐;)……お姉様で結構です」 横目で睨みながらもフフン、と笑ってタバコをしまう真境名。 「さて、次はどこで遊ぼうかしら?」 「どこへでも。地の果てまで御一緒しますよ」 いつかは解けてばらばらになる。 だけど今はまだ共にいる事を望んでいるのなら、その時まで付き合って貰おう。 「じゃあ行きましょうか」 嵌まるのも悪くはないわね、家族ってやつに。 「何か言いましたか?」 「ううん別に」 名梨の背中に掴まりながら、安らいだ笑顔で真境名は呟いた。 ロボの部屋へ帰って来てちゃぶ台に落ち着いた。 台についた手を何気に眺めていると、ロボがひっきりなしに話しかけて来る。 「あ~疲れたなぁ。ニコも大変だったね」 「そうだね」 「けど可愛かったね。何かちょっとだけ子供欲しくなっちゃったなあなんて……」 「ふうん」 「あ~、でもそれにしても社長達次はどこに行くのかな?でまたひょっこり戻って来たり して」 「………………」 「ニコ?」 「…………ふっ……」 「…………おいで」 気が付くと、俯いたまま涙が溢れて来て止まらなくなっていた。拭っても拭っても掌 を濡らす雫はとめどなく溢れてくる。 「元気でいればいつかきっと会えるよ。よっちゃん達にも、……あの子にも」 私をぎゅっと抱き締めて頭をよしよしとするロボは赤ちゃんをあやすお父さんみたい。 「あたしは赤ちゃんじゃないってば……」 「はいはい」 だけどそのままその優しさに私は甘えていた。 あの人差し指の温もりを思い出しては、また切なくなった。小さくてか細い指。でも 確実にそこには生きている証しがあった。 誰かが言っていたっけ。人は生まれて来た時に両手に幸せを握り締めてやって来るん だって。 あの子は家族という幸せを取り戻したから、あの時私の指を掴まなくても良かったの かなあ?きっともう大丈夫だよ。あなたの名前は最後までわからなかったけど、きっと それにはあなたの両親の願いが詰っているはず。 この指お母さん指って言うんだよね。ロボのシャツを掴みながらその手を眺めて思う。 いつか私もお母さんと呼ばれる日が来るのだろうか?まだ見ぬ生命の温もりを想い ながら漠然と未来を夢見て思い描く。そして命を繋ぐ尊さを。 「ニコ、愛してるよ」 「な、何?いきなり」 唐突に言い出すロボの愛の言葉に私は驚いてしまった。 思わず笑ってしまいそうになったけど、見上げたロボの顔は真剣で私は口を噤んでしまった。 「これから先生きてくなら、俺はずっと一緒にいるならニコがいいって思う。いつか 子供とか出来て家族になって親になって、一緒に生きていけたらなって。ニコの未来が 俺の幸せと重なれば嬉しいなって思う」 「ロボ……」 私の幸せがロボの幸せならいい。そう思ってた、そう願ってた。 「同じだよ。あたしも……ずっとそう思ってた。だけど違うんじゃないかって怖かった」 「ニコ」 少し体を離して私の両手を握り締めると、じいっと瞳を見つめて呟いた。 「いつか、ニコがもう少し大人になったら。俺達の時間がもう少し同じに流れるように なったら、その時は……俺と一緒になって、俺と生きて欲しい」 「あたしを須藤二湖にしてくれるの?」 「うん。なって欲しい。……いや、林威一郎でも構わないんだけど~」 「あははっ」 ふたりの幸せが、同じだったら、それはどんなに幸せな未来になるのだろう。 「あ~、俺なんか待ち遠しくなってきちゃったな」 「何が?」 「早く結婚して、幸子にも会いたいなぁ~とか」 「気が早いよ……」 「え?ニコ会いたくないの?」 「そりゃ、いつかはね」 誰かと恋をして、愛し合って、家族になって、生命という幸せを 繋いでいく。 思い描いていたそれがロボとだったら……そう願った気持ちが夢ではなく本当に叶う 日が来るのだろうか。 それを叶えるために私は生きていこうと思う。夢がそれだけで終わらない奇跡を見る ために。 「ねえニコ」 「何?」 「あの、幸子に会うための練習しない?ここんとこご無沙汰……」 Σボカッ!! 「……ちょ、マヂで殴らなくても……(ピクピク)」バタッ。 「黙れエロボ!……しかしイキのいい跳ね具合だこと」 「お、俺はマグロじゃないぞ……(ガクッ)」 左マックスパンチを食らわせた手をさすりながらロボを眺めて笑った。 ただ幸せになってほしいから…… この手に温もりを教えてくれたあなたも、まだ見ぬ未来のあなたも。 皆幸せになるために、きっと生まれて来る筈だから。 * * * * * * *終
https://w.atwiki.jp/echigo_nagaoka/pages/12.html
長岡分析新潟・長岡の気候 ~仙台との比較~ 長岡のデザイン(長生橋・水道タンク・安榮舘・火焔土器…) 長岡の子育て 長岡都市計画建設予定の道路(ながおか便利地図などより)「土合町栖吉線」前田一丁目~四郎丸小南側~土合五丁目10 「四郎丸町永田線(北側)」水道町川崎線東端(川崎二丁目・川崎町)~川崎保育園西側~川崎神社南東側~東北中東側~堀金 「新町小曽根線」永田二丁目~新保一丁目バス停~現道より一本南側~新蓬莱橋~栃尾線(新町)踏切 整備中の道路 New!「左岸バイパス南北延伸事業」長岡北SIC~長岡南越路SIC 「大積SIC」(長岡西大積SICとしたい) 「大積町長岡ニュータウン線」越後丘陵公園~大積町一北側 「国道8号喜多町地区電線共同溝」堺西交差点付近~高瀬町入口交差点付近(大手大橋通りとの交差点から長岡ICまで無電柱化?) New! 開通済み New!「水道町川崎線」川崎一丁目~川崎二丁目~四郎丸町永田線(川崎二丁目・川崎町)(2020/12/25) 「四郎丸町永田線(南側)」沖田三丁目(長岡保健所東側)~水道町川崎線東端(川崎二丁目・川崎町)(2020/12/25) 「一般県道 滝谷三和線」宮内町~高畑南(立川病院南、R04/03/24) 「悠久山自転車歩行者専用道」~サンライフ長岡付近~越後長岡東長岡営業所北側(旧栃尾線利用、R04/5/21?) 新潟県の道路建設・鉄道改良など日本海沿岸東北自動車道(日沿道)未開通部分朝日温海道路(新潟山形県境)(~H39?) 遊佐象潟道路(山形秋田県境)(~H34?) 磐越自動車道4車線化会津若松IC~安田ICが優先整備区間に(71km,対面42km)会津坂下~津川 三川~安田 New! 新潟山形南部道路 八箇峠道路(H29=2017/11/25 大部分開通 New!) 八十里越道路(~R5? ~R8=2026 New!) 白根バイパス(H27=2015/03/22 部分開通、H31=2019/03/10 全通 New!) 浦佐バイパス 柏崎バイパス 燕北バイパス 吉田バイパス 十日町道路 柏崎刈羽スマートIC(仮称。原発避難路として提案されている) 新潟駅新潟駅高架化 バスタ新潟 上越新幹線E7系投入(2019/03/16 New!)E7系2編成独自ラッピング(朱鷺色(ピンク)の帯追加、朱鷺の羽と稲穂をイメージしたマーク、~2021/03頃) New! E4系(Maxとき)廃止(2021/10/01 New!) 東京新潟間7分短縮(E7系に統一、E2系廃止)(2023/03/18) New! 新潟空港軌道系アクセス(新幹線/在来線) 只見線復旧(2022/10/01) New! 新潟空港・佐渡空港新規路線 New!トキエア新潟=丘珠(札幌)(2023/06/30~) 新潟=仙台(2023/10以降~) 新潟=中部国際(愛知)(2023/12以降~) 新潟=神戸(2023/12以降~) 新潟=佐渡(2024夏以降~) 佐渡=東京方面(2024夏以降~) ピーチ 新潟=関西国際(大阪)(2018/03/01~) タイガーエア 新潟=台北(2023/01/17~) 意外と便利な公共交通長岡市 越後交通バス路線一覧(地図付き) 中央環状線くるりんGoogleマップ検索対応(2022年4月頃~) New! 中央環状線くるりんEV(電動車)化で静穏性向上(2023年3月19日~)(併せてGoogleマップ運行情報リアルタイム化(GTFS-RT対応)?) New! 長岡宮内間の電車は30分に1本(信越線・上越線が重なっているため) 長岡名所一覧摂田屋 水道史跡 柿川の歴史的町並み(川湊・旅籠跡 New!) 柿川と平潟神社表参道、平潟神社周辺の入り組んだ町割り New! 神田・稽古町・袋町の歴史的町並み 福島江~地蔵の地蔵堂~高橋酒造(長陵)~川崎5・6・4丁目の歴史的町並み・川崎神社(地蔵堂と、高橋酒造の建物2件が登録有形文化財。) 安榮舘 長生橋(『日本一美しい鉄橋』※トラス鉄橋 New!) フェニックス大橋からの眺望 蒼紫神社(登録有形文化財) New! 栖吉町の水田・山・川・町並み New! 長岡交通計画(案)大積スマートインターチェンジ(大積PA接続)(整備中 New!) LRT(的)簡易駅新設(南長岡駅・愛宕駅・ほか)(3000万円~?) 鉄道高頻度化周辺路線の乗り入れ(長岡宮内間(信越線+上越線、30分毎)のような高頻度輸送を実現)越後川口~北長岡(~見附~東三条)(飯山線) New! 小出~北長岡(~見附~東三条)(只見線) New! 東三条~長岡(~宮内)(弥彦線) New! 来迎寺~前川~宮内での方策は増発のみ? 長鉄復活(来迎寺~技大~西長岡(~与板~寺泊)) 大手通地下~千秋(または道路を一部地下化し大手通~千秋) 越後交通バス利便性向上高頻度化 路線認知度向上 バス時刻表示を分かりやすく Googleマップ対応(=GTFSデータ提供、くるりん対応済み、R5°長岡市事業化?) New!運行情報リアルタイム化(=GTFS-RTデータ提供、くるりん対応済み?、R5°長岡市事業化?) New! 長岡ロープウェイ自走式ロープウェイZippar(固定ロープ/レール上を搬器(車両)がバッテリー駆動、屈曲が容易、安価) New!長岡駅~大手通り~千秋~造形大(~長岡北SIC流通団地?) 長岡駅~大手通り~古正寺~ながおか花火館 長岡駅~長岡高校~中央図書館・附属小中~悠久山~長岡高専 長岡駅~大手高校~地域振興局~川崎神社~川崎商業地区~中央病院 (長岡駅~)南長岡~市立劇場・さいわいプラザ・工業高校 長岡駅~長生橋?~新産~長岡技大(市立劇場・さいわいプラザ経由も考えられるが渡河が必要) 従来型ロープウェイ(基本的に直線のみ)長岡高専~悠久山~南長岡~市立劇場~技大~丘陵公園 羽越新幹線(~上越)(北越新幹線と呼称 New!) 第二長生橋 新長岡市、あるいは長岡都市圏の一体的交通政策を考える いかに自動車用道路と駐車場を減らすか ~スカスカの街の問題~ 長岡・新潟と他都市会津・喜多方との連携八十里越道路は何をもたらすか? 新潟~磐越西線沿線~会津の一体的観光 「長岡市広域道路ビジョン」にも大きく取り上げられ、現実の動きになりつつある 米沢と新潟直江兼続をめぐって 富山市との連携 空襲被災都市として 都市の断絶を乗り越えて(金沢との対比) 愛知との連携 中部新潟として長岡藩士の出身地 三河国牛久保(豊川市牛久保) もうひとつの技大 豊橋市 中央自動車道 中部四県サミット(新潟・長野・愛知・静岡) 日本海中心都市としての新潟・長岡 ~日本海側における仙台になれ~山形・秋田・(青森・)会津・(群馬・)長野・富山・金沢・(福井・…) 物産を集めよ(中川政七商店(全国)・カネイリ(東北)のイメージ)燕食器、三条刃物、五泉ニット、新潟漆、会津木綿、秋田塗、秋田銀線細工、山形鋳物、山形けん玉、天童将棋駒、羽越しな布… 交通インフラで結べ高速道路・地域高規格道路 新幹線・在来線高速化 高速バス 新潟空港LCC拠点化構想 奥羽越列藩同盟・戊辰戦争 知られるべき新潟産品洋梨「ル・レクチェ」 苺「越後姫」 おにぎりに最適、コメ新品種「新之助」冷めてもおいしい、大粒、海苔と合う 刺身はコシヒカリの方が合う気がする 中華料理との相性がいい気がする ヤスダヨーグルト 新潟漆 枝豆 錦鯉 New! 新潟の観光神社仏閣弥彦神社 歴史高田城下・城跡(高田城復元計画) 佐渡金山 佐渡・宿根木の街並み 牧之通り 自然妙高 佐渡 スキー 荒川(関川村) 阿賀野川(阿賀町) 只見線沿線 工業燕三条の工場見学 酒蔵見学 文化大地の芸術祭 村上の鮭文化 佐渡の芸能 温泉 観光列車越乃Shu*Kura SLばんえつ物語 おいこっと New! 海里 New! 雪月花 New! 運行を終了したもの New!現美新幹線(2016/04/29~2020/12/19) きらきらうえつ(2001/11/23~2019/09/29) 雪冷研究新潟・長岡データセンター スーパーマーケットを冷やせないのか? 家庭用空調として使えないのか? 雪室の盛り上がり 雪冷発電(温度差発電) New!青森で実証実験が行われるが、太陽光パネルを敷く方が合理的か。費用対効果による 隠れ新潟企業一覧コメリ ムサシ ブルボン コロナ New! ダイニチ New! スノーピーク New! 燕三条のキッチンツール系企業群 New!パール金属 和平フレイズ 高儀 川口工器 下村企販 注目したい企業(随時追加) New!新潟亀田蒸溜所(ウイスキー) 八百屋 半吾兵衛(漬物、ドレッシング) 大原鉄工所(現在国内唯一の雪上車メーカー)
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/394.html
ニコ。 君と会わなくなって何ヶ月たったのだろう。 吸い込まれそうなこの青空の下で、君は何を思っているのだろう。 友達のこと、家のこと、学校のテストのこと。時々は俺のことも思い出してくれるかな。 いつか君と、星と星が近づくようにまた急接近する時があるだろうか。 三日坊主が帰るべき場所に帰った後、俺はなぜか一海ちゃんとデートすることになった。 記念すべき初デートの日、俺とマックスロボはちんぴら二人組にボコボコにやられるはめになった。 マックスが破壊された瞬間、俺は一海ちゃんの存在も忘れて、散らばる破片の行方を追ってしまった。 いつのまにかニコが呼びに行ったらしく、警官がやってきて、ちんぴら二人組は退散した。 俺は呆れ顔の一海ちゃんに「ごめんなさい。」と謝った。 立ち向かえなかったことよりも、一瞬忘れていたことが申し訳なくて。 「別に…いいですよ。」と彼女は冷静な声で言った。 「でも、これで貴方と私がお付き合い出来ないってこと、良くわかったと思う。」 ハイ、と俺は小さな声で言った。俺にはそんな資格ないです。 「あなた悪い人じゃないけれど、私たち相性が合わないよね。いろんな意味で。」 悲しいけどその通り、だと思った。 「あの…、本当は、もう別の方とおつきあい、されてるんです、よね? その人とどうか幸せになって下さい。」と俺はうつむきながら言った。 「ああ、あれ?嘘ですよ。」 「嘘?」 「名梨さんとこれ以上仲良くならないための嘘です。」 「えー…それって」 「名梨さんと私、たぶん同じ世界には住めないじゃないですか。 あの人・・・怖そうに見えるのに優しい人で。だから。私に気をつかわせたら悪いでしょ。」 「じゃあ、よっちゃ・・・名梨さんのために、あんな事をニコに言ったんですか?」 「彼のためっていうよりも。私のプライドのためかな。」 一海ちゃんは艶やかに笑った。 「忘れられる前に忘れたふりをする方が、同じ寂しさでも我慢しやすいもの。 もし、社長さんと私とどっちか選ばなきゃいけなくなったとき、あの人は絶対社長さんを選ぶでしょ。 それってやっぱりちょっとツライじゃないですか。」 「そうだったんだぁ…。」 その通り、よっちゃんは本当は優しい。だから、きっと社長を捨てて恋に走ることはないと思う。 「私たち、特に何があったわけじゃないけど、これ以上名梨さんに近づいたら、 私も本気になっちゃったかもしれないし。」 一海ちゃん、けなげな子だぁ。俺は自分が完全によっちゃんに負けてることは もうどーでもよく、泣きそうになった。 「そんな顔しなくても大丈夫。私モテますから、すぐに運命の人に出会って幸せになります。」 一海ちゃんはにっこり微笑むと、 「あなたも、お幸せに。」 ピンク色のワンピースの残像を残して、鮮やかに立ち去った。 俺は黙って、頭を下げる。 さようなら、一海ちゃん。貴女は、思ってたよりずっと現実的で、大人の優しさがあって、 素敵な女性だったと思います。 一海ちゃんに完全に振られたのに、悲しいとは思わなかった。むしろ清々しくさえあった。 ただ、これでニコに一海ちゃんネタで騙されることもなくなったかと思うと、妙に寂しかった。 変だな。騙されていたかったのかなあ。騙されてバカバカ言い合うのが楽しかったのかなあ。 (あなたみたいな秋葉原にお勤めしているサラリーマンと、女子中学生が友達って、変でしょう。) 「幸子」に言われた言葉を思い出す。「変、なのかな~。」 (カン様が好きってことにしておくと、便利なんだ。) ふいにかーちゃんの言葉が頭に浮かんだ。 「・・・一海ちゃんが好きってことにしておくと、ニコと友達でいるのに便利だった。そういうこと?」 自問自答する。じゃあ一海ちゃんがニコと関係ない人だったら何とも思わなかったの? えぇー。 いや、一海ちゃんは客観的に見て、可愛いかったじゃん。普通に会っても好きになっちゃうよ? …でも、でも、俺はたぶん、ニコのお姉さんだからこそ、「好きだ」って思ってたのかも。 だって、俺は一海ちゃんがどんなことを考えていて、どんな強さと弱さを持ってるのか、最後まで 気づかなかった。 本当の彼女を知らなかったし、知ろうともしなかった。 昭子さんの時はあんなに相手の想いが気になって苦しかったのに。 「結局、俺にとって大事なのは、ニコと友達でいることだったのかなぁ~。」 今頃気づくなんて、MAXバカ野郎だな俺。 だけど… 本当は気づいてた気がする。 プッチーニ事件の翌日、昭子さんが俺を置いていったことより、ニコを傷つけたことが気になっていた、あの日。 俺がニコを許した時(実際は許して貰った方なんだけど)、どんなに嬉しかったか、 温かい気持ちでいっぱいになったか、胸がキュウキュウしてたか、本当はわかっていた。 ねえニコ、一海ちゃんがいなくても、俺たち、友達でいられるよね。 周りが変だと言っても、最後の一人になっても俺は自分に味方するよ。 だって俺にとってニコは、大事な、内臓だって取り替えられる世の中でも、取り替えられないくらい 大事な「友達」なんだもん。 いつかこの気持ちを、ニコに話そうと思った。上手く言葉に出来るようになったら。 ニコは、嫌がるだろうか、呆れるだろうか。気持ち悪いと思うだろうか。 でも、あの公園のベンチで許してくれたニコならきっと、微笑んで聞いてくれるような気がした。 その「いつか」が来ないかもしれないとは、その時はまだ、考えもしなかったんだ。 よっちゃんと社長は、流れ星のように俺の前から消えていった。 地蔵堂が無くなって、出動することもなくなり、俺とニコは会う回数が減っていった。 でも、そんなのは大した問題じゃないと思っていた。 ケロ山だって滅多に会えなくなったけど今でも友達で。だからきっと大丈夫だと思ってた。 中学生のニコと大人の俺では、時間の進み方が違うってこと、わかってなかった。 「ごめん、その話明日聞くわ、じゃあ、また明日ね!」 いつもの公園で、ニコは友人からの電話に出て、手を振った。 そういえば最近、転校生の友達が出来たとか言ってたっけ。 俺とニコはスパイになっていろいろ冒険したけれど、 中学生には中学生にしか出来ないことがたくさんあって、 それはたぶんスパイよりも大事なこと。 ニコは俺が会社でどんな仕事をしてるか知らないし、俺もニコが中学でどんな生活をしてるかよく知らない。 知らなくても困らないし、お互いの邪魔もしない。俺たちのつきあいは、ずっとそんな感じだった。 翌日、いつもの通りコーヒーを沸かして、おやつにパンの耳の揚げたやつを用意していると、 ニコからメールが来た。 「ロボごめん、今日行けない、三日坊主のポルターガイストのことでTVの取材が 来ちゃってしばらく忙しいかも!」 そんな風に急に忙しくなるのはありふれた出来事だ。 だから、そのまま音信不通になってしまうのもありふれた出来事だったのだ。 次の日も、その次の日も、一週間、二週間たっても、ニコから連絡は来なかった。 一ヶ月たった頃、こっちから電話しようと思ったら、携帯がぶっ壊れてメモリが全部飛んでしまった。 昭子さんの間借り人に玄関先に投げられた時から調子が悪かったのに、無理に使っていたのが やばかったらしい。 もっと早く機種交換してメモリも移しておけば良かったと後悔した。 俺の電話番号は変えなかったけれど、ニコの電話番号も、メールアドレスも分からなくなってしまった。 同じ街に住んでいるのに、どんどんニコが遠い人になっていく。 バラバラになったマックスロボは修理出来たのに、それを買ってくれた少女の痕跡は、 次第に俺の部屋から消えていった。 ニコ用のマグカップを手を滑らせて割ってしまった時、ちょっと涙が出た。 だけど、新しいマグカップは買わなかった。 ニコに会えるんじゃないかと思って、仕事が早く終わった日、いつもの公園に行ってみる。 そこで、壊れたおもちゃを修理したりしてたら、いつのまにか小学生達と仲良くなった。 俺は「おもちゃとアニメに詳しい面白いお兄さん」という自分の居場所を見つける。 最初は、ニコを待ってたはずなのに、今では子供達と遊ぶこと自体が目的になって公園に行くようになった。 「マックス、友情、パワー!!!」 こうして俺は、ニコのいない日常に少しずつ慣れていく。 会社の帰りに、夜空を見上げる。東京でも、こんなに星が見える夜があるんだ。 ニコ知ってる?1万年後、今の北極星は北極星じゃなくなって、白鳥座のデネブが北極星になるんだよ。 星だって動いてるんだよ、何十万年もかけて近づいたり、離れたり。すごいよね。 だからさ、宇宙とか聞くとときめくじゃないか。 こんな会話を交わした日々を思い出して微笑む。懐かしさと、温かさと、痛みに包まれながら。 俺はいつまでもいつまでも星を見つめ続けた。 星を眺めた夜、不思議な夢を見た。ニコは地蔵堂の社長の格好をして、 俺はよっちゃんの格好をして、どうやら二人でスパイ活動をしているらしい。 「ロボ、出動だよ。救えるのは宇宙で私だけなの。」 「宇宙とか言われると、ときめくじゃないか!」 目が覚めた時、ずっと心に残っていた寂しさが消えていた。星と星が近づくように、 俺とニコの距離が近づくことも、きっとまたあると信じてる。 だから、ニコが見つけやすいように、俺は自分らしく輝く星でいればいいと思った。 冴えない小さな星だけど、宇宙の片隅でずっと輝いていようと思う。 だって 俺を救えるのは、宇宙で俺だけだから。 ニコ。本当は君に話したいことがたくさんあるんだ。でも、もう失くした心のかけらを探して、 街を彷徨ったりはしないよ。 少しずつ咲いていく小さな花みたいな今の君が見れば、俺は変わらないように見えるかも しれないけど、同じに見える違う毎日の中で、少しずつ変わって成長しているよ。 いつかまた俺たちの運命が重なる日が来たら、声を限りに君の名を呼ぼうと思う。 ニコ、お前耳がいいんだろ、だからその時には きっと ------------------ 俺の声を、聞いて。
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/167.html
陸奥国 会津郡 熨斗戸組 井桁(いけた)村 大日本地誌大系第31巻 114コマ目 もと井下田に作る。寛文中(1661年~1673年)今の字に改めき。 府城の西南に当り行程17里7町。 家数5軒、東西30間・南北50間。 山間に住し北に岩下川あり。 東4町精舎村の界に至る。その村は辰巳(南東)に当り8町。 西5町10間森戸村の界に至る。その村は戌(西北西)に当り8町。 南1町余精舎村の山に界ふ。 北1町30間八総村に界ひ岩下川を限りとす。その村まで2町。 山川 岩下川 村北1町30間にあり。 精舎村の境内より来り、西に流るること9町余、森戸村の界に入る。 神社 鹿島神社 祭神 鹿島神? 鎮座 ~明應3年(1494年)? 村西1町にあり。 鎮座の年代を伝えざれども、寛文中(1661年~1673年)まで『奉造立本願長沼盛秀敬白明應三甲寅年九月吉日』と云う棟札ありしと云えばその頃(明応3年は1494年)の鎮座なるにや(田島組田島村の条下と併見るべし)。また、天文6年(1537)・慶長5年(1600年)の棟札もありしが、今は并(なら)びに凶ふ。 古き木像の神體(しんたい)を安ず。長1尺1寸。 鳥居あり。 神職 阿久津和泉 その先詳ならず。 寛文中(1661年~1673年)権大夫庸光という者あり、今の和泉庸永が5世の祖なり。 八王子神社 祭神 五男三女神? 鎮座 不明 村より申(西南西)の方1町にあり。 鳥居あり。村民の持なり。 寺院 自源寺 村中にあり。 浄土真宗高田派自録山と號す。 伊勢国一身田専修寺の末山なり。 開基の年代詳ならず。 天正16年(1588年)清雲という僧再興す。 本尊弥陀客殿に安ず。 寶物 弥陀画像 1幅。筆者を知らず。 寛文中(1661年~1673年)までは裏に『明應三甲寅歳附屬源立庵』と書付ありしという。今は見えず。 ※明應3年=1494年 地蔵堂 境内にあり。 古蹟 館跡 村西5町計にあり。 東西20間・南北18間。 何の頃にか星五郎某と云う者居りしと云う。 Google Map鹿島神社(南会津町井桁) 自源寺 天狗岩社
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/260.html
残暑も厳しいまだ9月だというのに、あたしは大きな帽子を目深にかぶり、 黒い大振りのコートを制服の上から羽織って、ロボの家に向かっていた。 アヤシイ格好の女子中学生は目立つみたいで道行く人が変な目で眺める。 だけど、このコートと帽子を取ったら、もっともっと変な目で見られることは間違いない。 もしかしたらどこかの病院や研究所みたいなところにやられてしまうかも。 なんでこういうことになったかというと… ことの始まりは授業中に地蔵堂から届いた携帯メールだ。 『緊急指令あり。大至急すぐ来るべし。まきな』 相変わらず高飛車だと思ったけど、吹き矢やボールやラジコン飛行機やアドバルーンや忍者や オブジェみたいな人が教室に飛び込んでくるよりはマシなので、 あの人も一応そのくらいの配慮は出来るのか、と思った。 授業時間中にもかかわらず、大至急というからにはよほどの用があるのだろうと、 わざわざ仮病を使って、早退してすぐに地蔵堂に向かった。なのに。 「ニコ。お願い。大事な仕事があるの。これをスーパーで買ってきてくれる?」 渡されたメモには にんじん、玉ネギ、豚肉、コーラ、マヨネーズ、等々と書いてあった。 「なんですか…これ?」 「あなたの仕事よ。報酬として、アイスクリームでもお菓子でも、好きな物一緒に買っていいわ。」 「これじゃまるで、子供のお使いじゃないですか!!」 「だってあなたいつも『あたしまだ子供ですよ。』っていいわけするじゃないの。」 「こんなの授業中にわざわざ呼び出さなくても、よっちゃんに頼めばいいじゃないですか。」 「だってよっちゃんはこんな状態なんですもの。もう一週間も買い出しに行けなくて、 困っちゃってるの。」 よっちゃんの姿を見た私は目を疑った。頭の上には大きな狐の耳みたいなのが 生えてるし、フサフサした尻尾も生えてる。わりと似合うけどさぁ。 「…コスプレですか?」 「まさかぁ、本物よ。」 「うっそぉ!なんで!?」 社長の説明はこうだった。店の商品として、中国からアヤシイ薬をいろいろ買い付けた。 記憶力が良くなる薬、力持ちになる薬、私のように耳がよくなる薬もあるらしい。 「どれもこれも効き目は一週間くらいしか無いけれど、結構便利でしょ? でも、その中に意図不明な薬が混ざっていてね。試しに飲んだらこんなんなっちゃったの。」 「漢字で説明が書いてあるもんだから、よくわかんなくってよー。」 そうか、よっちゃん漢字に弱かったもんね…。 「わかりました。お使いに行ってきます。その代わり、アイスクリームとかはいりませんから報酬として、 記憶力が良くなる薬を下さい。」 月曜日に社会科の小テストを控えているのを思い出し、あたしは少し欲を出してしまったのだ。 それが間違いの元だった。 「助かったわあ。もうおかずが無くて、昨日も今日も梅干しおにぎりだったの。」 山のように買い込んできた食料を見て、社長は嬉しそうに言った。 この人には、自分で買い物に行くという発想は無いのだろうか。 「報酬は記憶力が良くなる薬ね、どれだったかしら。」 「紫のヤツですよ。そこの」 「ああこれね。」 「社長!紫色の薬じゃなくて、薬の容器が紫色のですよ!紫の薬は、俺が飲んだヤツ!」 よっちゃんが気がついて声を上げた時には、あたしは水と一緒に謎の薬を飲み下した後だった。 「うっわぁ!なんて暑苦しい!ニコなんでそんな格好してんのー!」 ロボの家につくと、ロボは大げさに騒いで笑った。 「だって… こんなことになっちゃったんだもん。」 あたしはコートと帽子を取ると、自分に真っ白い猫の耳と長い尻尾が生えているのを見せた。 「…コスプレ?」 「ちーがーう!本物!」 「うっそぉ!なんで!?」 なんかロボの反応が自分そっくりで悔しい。 あたしはいきさつを説明した。 「そういうわけで、貰った薬を飲んだらこんなになっちゃったの! 家に帰れないから薬の効き目が切れるまでロボの所にいさせて!」 「すっげえぇぇ、そんな薬があるなんて、さすが中国4千年の歴史は侮れないなあ。 その薬、イベントでレイヤーに売ったら喜ばれるんじゃないかなあ。」 さすがオタク、変に非現実的なことに順応性が高いというか。観点が違うというか。 とにかく、自業自得でこんなことになったわけだけど、ひとまずロボの家という 落ち着き先があったこと、ロボがこんな不思議でマヌケでバカバカしい事態を すんなり受け入れてくれたことに、心の中で感謝した。 そういうわけで、ネコは、いやニコはさっきから俺の家に居座って宿題をしている。 観察していると面白い。難しい問題にぶつかるとイライラしたように、尻尾をパタパタ振る。 答えがわかった時には得意気に耳がピンと立つ。 顔はポーカーフェイスを保っているのに、妙に素直で可愛い。 この白い耳と尻尾には、制服よりも白いふわふわしたドレスが似合うよな。 いや、案外シンプルな黒いワンピースもいいかも。セクシーで。 ニコを眺めながらそんなことを考えてニヤニヤしている自分に気づいて、ちょっと焦る。 でも、きっと似合うだろうなあ、可愛いだろうなあ、見たいなあ。買ってきたら着てくれるかな。 「ニコって誕生日いつだっけ?」 「はあ?5月22日だよ。ロボと同じ日じゃん。忘れたの?」 「あ、そっかぁ… じゃあ誕生日プレゼントってわけにはいかないよな…。」 「何?」 「いや、ニコにはよくカレーとか作ってもらってるしさ。お礼に服をプレゼントしたいなと思って。」 「服のプレゼント?ロボが?」 ニコはちょっと眉間にしわを寄せた。 「大変申し訳ないのですが。そういう服は、いりません。」 ニコは俺のベッド上にかかっている、「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」とか「承認」とか マックスロボのシルエットが描かれたTシャツを指差して言った。 晩ご飯はサンマの塩焼きにした。(なんとなく。) ニコが魚を咥えているのを見て、思わず笑みがこぼれる。 「プププ。似合う似合う。」 「んもー。笑い事じゃないよ。そりゃあたしが、軽率だったのが悪いんだけど。」 「ねえ、面白いから写真撮ってもいい?」 「ダメっ!その写真が万が一出回って、あたしが変な研究所とかに売り飛ばされて 謎の猫人間発見!!とか言って解剖されてもいいの?」 「そんな、考えすぎだってば。」 「お願い、ロボしかこんな時に頼る人いないんだよ。家族より友達よりも。 ロボだけなんだもん…力になってよ。」 ニコは「困った」という顔で俺を上目遣いで見た。 うーん…なんか、もう可愛いんだけど… 食事の後で、ニコはTVの「本当にあった怖い話」を見たいと言い出した。 「俺、そーゆーの嫌いだからね。ニコが見たかったら見てもいいけど、 俺は一緒に見ないから。」 耳にイヤホンを付けて、TVに背を向けて机の上の作りかけのプラモに向かった。 「ふーんだ、ロボの弱虫。臆病者。」 「弱虫で結構ですぅ。ニコこそ本当は一人で見るのが怖いんだろー?」 「そ、そんなことないよ。勝手に見るからいいですよーだ。誰かみたいに恐がりじゃないから。」 俺はマックスロボのテーマをイヤホンで流しつつプラモ作りに集中した。 ちょっと振り向くとTVには不気味な顔の女が血だらけの斧を構えた場面が写っている。おっそろしー。 ああいうの、本当に苦手なんだよなー。ニコはよく平気だな。 そういえば自分が中学生の頃も、女子達って怖がるくせに怪談とか大好きだったっけ。 ニコは俺に憎まれ口を叩いた手前、平気な顔をして見ているが、血まみれの 顔が画面にドアップになった瞬間、尻尾がぶわっと逆立って3倍くらいにふくれあがった。 耳はピタっと後ろにくっついて、「降参」の形になっている。 「なーんだ、内心超怖がってるじゃん…」 いつもこんな風に素直ならいいのに。 番組が終わってもふくれあがった尻尾はなかなか元に戻らない。 「本当はニコも怖かったんでしょ?」とからかうと 「そんなこと無いよ。」 むくれた顔で冷たく言い放つのも、なぜか今日は可愛く思える。 「それにしても不思議だよなあ、このしっぽ…」 俺は生まれた時からあったみたいにパタパタ動く尻尾が不思議で、つい握ってみた。 「あぁん、イヤっ!」 思いがけずニコが色っぽい声を上げる。背中がぞくっとして、俺は慌てて手を離した。 なんて声を出すんだよ。まずい、なんかドキドキしてきた。 「くすぐったいし、すごい変な感じだから、さわんないで。」 「ご、ごめん…」 どうしよう、ドキドキが止まらない。俺は、綺麗なおねえさん萌えでロボット萌えだけど、 今までこっち系の趣味は無かったのに。なんでだよ! ニコのことは妹みたいとか、生意気でしっかりした子供だなとか、なぜかよく家に来る 小動物みたいにしか考えたことが無かった。 それが、本当に小動物のような姿になって目の前に現れると、妙に無防備な可愛らしさが 強調されてしまうものだ。 ネコ耳萌えな人の心理がちょっと分かった気がする。 なんだかやばい感じに悶々としてきたので、ニコが「あたしお風呂借りるね。」と 言って目の前から消えた時には心底ほっとした。 でも、湯上がりで出てきたニコを見たらまた心臓が早鐘のように鳴り始めた。 ていうかますますヤバイ事態になったような。これは何かの罰ゲームなんだろうか…。 ニコは俺には小さめのTシャツ(でも彼女にはぶかぶか)一枚を着て、ちょこんと座ってお茶を飲んでいる。 このシャツは以前、任務中に雨が降って二人してビショ濡れになった時に貸してやったもので、 その時は風邪を引かないようにとかそんなことしか考えていなかった。 それなのに、今はまるで誘っている姿に見える。 このまま近づいて抱きしめたら。柔らかそうな耳にキスしたら。 さっきみたいにしっぽにいたずらをして可愛い声で啼かせたら。 俺の腕の中に収まる小さなニコの体は、肌は、どんな感じなんだろう。 自分の中の欲望がはっきりした形になっていくのを感じて、俺は頭を抱えた。 知りたくてたまらない。でも知ってしまったらきっともう引き返せないだろう。 楽しく笑い合った日々は、ニコの笑顔はもう戻ってこないだろう。 「ニコ、俺、あのっ その、ネットカフェに行ってくる!しばらく帰って来ないから! ニコは好きなようにしてて、先に寝てていいからね!」 「なんで?ネットなら家でも出来るじゃん。」 「えーとえーと、だって、読みたい漫画があるんだよ。」 「もう夜遅いよ。それにさっき怖いTV見たんだし…一人にしないでよ。」 また耳が「降参」の形になっている。 「マックスロボとか見てれば怖くないでしょ!ネットカフェについたら電話するからさ! 悪いけど留守番しててよ!」 「えー。ロボ、変だよ?」 そうだ、俺は変なんだ。すごーく変なんだよ、分かってよ、ニコ。 「ロボ。もしかしてあたしのこと、気持ち悪いって思ったの? こんな動物みたいな 耳が生えちゃって化け物みたいだって。だから、一緒にいたくないって。」 ニコの声が暗くなる、違うよ、全然逆だよ。どうすればいいのだろう。 「き、気持ち悪いかもしれないけど、あたしはあたしだよ、同じなんだよ…。 ロボならこんな風になっても受け入れてくれるって信じてたのに。」 ニコの声がますます暗くなって、震えはじめた。顔を見ることが出来ない。 きっと目に涙を溜めているんだろう。違うよ、違うんだよ。 「ごめん、ネットカフェには行かない。それにニコのこと気持ち悪いなんて 思ってないよ。本当に、ちょっと漫画の続きが気になっただけ。」 俺は深呼吸をしてから、無理に笑った。 大丈夫、俺はニコを傷つけたくないんだから、 ニコとの友情を失いたくないんだから、愛と正義と勇気の使者だから、 きっと我慢できるはずなんだから。 ニコにベッドを譲って、自分は寝袋の中に潜り込んだ。 同じベッドでゴロゴロしていたこともあったけど、今それをやったら確実にまずい。 俺は寝袋の中で、自分の両足をネクタイで結びつけた。 こうしておけばもしも理性を失って自分がおかしな行動に出ても、時間稼ぎになって 頭を冷やせると思ったからだ。 その晩はなかなか眠れなかったけど、いつのまにか夢を見ていた。具体的な内容は覚えていないが 白くて柔らかくてすべすべして、良い匂いがして、気持ちのいい夢だったのは覚えてる。 早朝、目が覚めた時に、夢精しているのに気づいて苦笑した。 慌ててベッドの方を見ると、ニコはまだ穏やかに眠っていて、服も布団も乱れていなかった。 OK! 無事確認! 正義は勝った! ニコを起こさないようにそっと起きて、自分の欲望と夢の後始末をして、身支度を調えてから、 トーストとゆで卵の簡単な朝食を作って、普段通りの朝を迎えた。 あたしが目を覚ますと、もうロボは起きていて いつものようにマックスロボの歌を音痴気味に歌いながら、珈琲を沸かしていた。 「おはよう、ロボ。いい匂いだな。」 「あれー?ネコでも珈琲飲むんだ?猫舌なんじゃないの?」 「もう、何言ってんの。」 あたしが笑うと、ロボも笑った。 「俺、昨日すごい大事なものを自分で壊しそうになって焦ったんだけど、無事だったよ。」 「プラモの部品?」 「うーん、ちょっと違うけど、まあそんなもんかねー。」 「そうなんだ、良かったじゃん。」 ロボが用意してくれた朝食を食べていると、携帯にメールが来た。 『耳と尻尾の解毒剤届いた。すぐ来い。まきな』 「社長からだ。この耳が治る薬が届いたって。」 「えぇ~また変な薬じゃないの~?」 「今頃、よっちゃんがまた実験台にされてるんだろうな。」 「よっちゃんもかわいそーに。」 「でもよっちゃんの耳、結構似合ってたよ。きっとロボも似合うよ。試してみたら?」 「会社行けなくなっちゃうって。」 家を出る前、ロボはちょっと目を細めてあたしのことをしげしげと見た。 「何してるの?」 「いや、なんか、今のニコ忘れたくないなと思って。だって、すごく…」 (可愛いから。) ロボのつぶやきが聞こえたのは、私の気のせいだと思う。 自分の顔がこんなに熱くなったのは、9月の日差しが夏みたいに照りつけるせいだ。 心臓がドキドキするのは、またネコ耳や尻尾を隠して地蔵堂に行くので緊張するせいだし、 ロボの眼に不思議な光が宿っているように見えたのは、空の色が反射しているせいだ。 それだけだよ。たぶん。きっと。 ****************************************** 終わり
https://w.atwiki.jp/oreshika2_psvita/pages/177.html
火女神 水女神 風女神 土女神 ※遺伝子情報の詳細などは青字になってる神様の名前をクリックすると見れる。 ※好物、一世の祝福については神様の加護、賜物については容姿の遺伝を参照。 火女神 全10柱 初期奉納点 名前 読み 好物 一世の祝福 鬼神化 備考 10 ささらノお焔 ササラノオエン 酒 男の敵に小特効 - 賜物:耳飾り 780 若草山萌子 ワカクサヤマモエコ 髪飾り 成長時 心(火)↑ - 1867 二つ扇ノ前 フタツオウギノマエ 楽器 飛ぶ敵に小特効 - 賜物:耳飾り、開始時点では行方不明 2756 陽炎ノ由良 カゲロウノユラ 献花 成長時 技(火)↑ - 賜物:耳飾り 22336 天空のハルカ テンクウノハルカ 髪飾り 飛ぶ敵に大特効 - 29470 吉焼天摩利 キッショウテンマリ 酒 男の敵に大特効 〇 賜物:耳飾り 31392 ほろ酔い桜 ホロヨイサクラ 酒 成長時 技(火)↑ 〇 賜物:耳飾り 39071 赤猫お夏 アカネコオナツ 活魚 攻撃で炎付加 〇 賜物:猫のヒゲ・猫の耳・猫の尻尾 50194 太照天夕子 タイショウテンユウコ 髪飾り 敵大将に大特効 - 開始時点では行方不明 69325 太照天昼子 タイショウテンヒルコ 献花 鬼神に大特効 - 賜物:三色アホ毛 水女神 全24柱 初期奉納点 名前 読み 好物 一世の祝福 鬼神化 備考 10 魂寄せお蛍 タマヨセオケイ 稲穂 敵技力を吸収 - 91 美津乳姫 ミヅチヒメ 献花 攻撃で毒付加 - 448 水母ノくらら ミナモノクララ 楽器 攻撃で行動不能付加 〇 525 松葉ノお甲 マツバノオコウ 酒 自動で防御 - 開始時点では行方不明 1088 みどろ御前 ミドロゴゼン 髪飾り 敵敏速↓(大) - 開始時点では行方不明 1327 速瀬ノ流々 ハヤセノルル 楽器 成長時 心(水)↑ - 1450 葦切四夜子 アシキリシヤコ 活魚 成長時 技(水)↑ 〇 2037 還ノ皇女 カエルノオウジョ 楽器 成長時 技(水)↑ - 開始時点では行方不明 4733 錦緋女 ニシキヒメ 髪飾り 成長時 心(水)↑ - 開始時点では行方不明 5033 泉源氏お紋 センゲンジオモン 献花 敵火技 威力↓ - 6559 那由多ノお雫 ナユタノオシズ 髪飾り 敵火技 威力↓ - 8615 月寒お涼 ツキサムオリョウ 楽器 成長時 技(水)↑ 〇 9424 地蔵堂円子 ジゾウドウマルコ 餅 敵火技 威力↓ - 開始時点では行方不明 10523 鳴門屋渦女 ナルトヤウズメ 楽器 敵火技 威力↓ 〇 賜物:耳飾り 13046 苗場ノ白雪姫 ナエバノシラユキヒメ 餅 成長時 体(水)↑ 〇 15428 下諏訪竜実 シモスワタツミ 酒 成長時 体(水)↑ 〇 賜物:角・玉状の髪飾り 18618 上諏訪竜穂 カミスワタツホ 酒 成長時 技(水)↑ 〇 賜物:耳飾り 19672 六ツ花御前 ムツハナゴゼン 和歌 成長時 心(水)↑ - 23300 敦賀ノ真名姫 ツルガノマナヒメ 楽器 敵火技 威力↓ 〇 27447 八手ノお墨 ヤツデノオスミ 活魚 攻撃で混乱付加 - 開始時点では行方不明 30191 鏡国天有寿 キョウコクテンアリス 餅 攻撃で混乱付加 - 33769 紅笠お誘 ベニガサオユウ 餅 成長時 技(水)↑ - 開始時点では行方不明 39719 桃果仙 トウカセン 髪飾り 男の敵に大特効 〇 賜物:耳飾り 41042 卜玉ノ壱与 ウラタマノイヨ 和歌 敵火技 威力↓ - 風女神 全16柱 初期奉納点 名前 読み 好物 一世の祝福 鬼神化 備考 10 飛天ノ舞子 ヒテンノマイコ 献花 敵防御力↓(小) - 賜物:耳飾り 305 福招き美也 フクマネキミヤ 活魚 敵土技 威力↓ 〇 賜物:猫のヒゲ・猫の耳・猫の尻尾 651 伊吹の宮静 イブキノミヤシズカ 和歌 敵攻撃力 小↓ - 2140 風車ノお七 カザグルマノオシチ 稲穂 敵防御力 小↓ - 賜物:耳飾り、開始時点では行方不明 3841 東風吹姫 コチフクヒメ 楽器 成長時 心(風)↑ - 賜物:耳飾り 5753 黄金ノ二荒 オウゴンノフタラ 酒 男の敵に中特攻 - 開始時点では行方不明 6850 鬼切り夜鳥子 オニキリヌエコ 交神不可 7808 春野鈴女 ハルノスズメ 髪飾り 回避率 中↑ - 賜物:耳飾り、開始時点では行方不明 9159 稲葉ノ美々卯 イナバノミミュウ 稲穂 敵防御力 大↓ - 賜物:ウサギの耳 11339 野分の前 ノワキノマエ 稲穂 敵を吹き飛ばす - 13603 印虎ひかる インドラノヒカル 稲穂 成長時 体(風)↑ 〇 20358 芭蕉天嵐子 バショウテンランコ 楽器 成長時 体(風)↑ 〇 賜物:耳飾り 29649 おぼろ夢子 オボロユメコ 稲穂 敵命中率↓ 〇 賜物:耳飾り・首飾り、双子の発生確率が通常よりも高い(12/64) 34046 お業とお輪 オゴウトオリン 髪飾り 敵土技 威力↓ - 双子の発生確率が通常よりも高い(24/64) 44318 常夜見お風 トコヨミオフウ 和歌 攻撃で混乱付加 - 開始時点では行方不明 45007 豹尾院 雅羅 ヒョウビインガラ 活魚 男の敵に中特効 〇 賜物:豹の尻尾 土女神 全18柱 初期奉納点 名前 読み 好物 一世の祝福 鬼神化 備考 10 お地母ノ木実 オチボノキミ 献花 毒防止 - 賜物:角 157 羽黒ノお小夜 ハグロノオサヨ 楽器 行動不能防止 - 賜物:コウモリの耳・耳飾り 601 天竺姉妹 テンジクシマイ 餅 成長時 心(土)↑ - 開始時点では行方不明 1537 荒吐鬼ペコ アラハバキペコ 楽器 自動で防御 〇 賜物:耳飾り 1677 宇迦ノ豊姫 ウカノトヨヒメイ 稲穂 成長時 技(土)↑ - 開始時点では行方不明 1971 椿姫ノ花連 ツバキノカレン 献花 成長時 技(土)↑ 〇 賜物:耳飾り 2225 木曽ノ春菜 キソノハルナ 和歌 毒防止 - 賜物:耳飾り 9758 愛宕屋モミジ アタゴヤモミジ 稲穂 命中率 低下防止 〇 10176 阿狛・吽狛 アコマ・ウンコマ 稲穂 敏速 低下防止 - 賜物:犬の尻尾、男性も女性も交神可能、双子の発生確率が通常よりも高い(20/64) 14875 万珠院紅子 マンジュインベニコ 献花 敵風技 威力↓ - 16185 坂上ノ菊理媛 サカノウエノククリヒメ 献花 成長時 体(土)↑ - 開始時点では行方不明、100%双子が生まれる 16231 トンカラリン なし 十六夜伏丸に特効 - DLCで入手、神社に奉れない 17099 琴ノ宮織姫 コトノミヤオリヒメ 楽器 敵風技 威力↓ 〇 21042 土公ノ八雲 ドクノヤクモ 酒 攻撃で毒付加 〇 賜物:耳飾り 24893 美保松トワ ミホマツトワ 髪飾り 成長時 技(土)↑ - 賜物:耳飾り、開始時点では行方不明 25392 百足お銀 ヒャクアシオギン 髪飾り 毒防止 - 開始時点では行方不明 32764 九尾吊りお紺 クビツリオコン 和歌 封印防止 〇 賜物:狐の耳・狐の尻尾 36162 茅宮卑弥子 カヤミヤヒミコ 献花 行動不能防止 -
https://w.atwiki.jp/atrain3ds/pages/85.html
神社 データ 建設価格 4億7120万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 12個 建設日数 6日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 教会 データ 建設価格 3億5340万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 12個 建設日数 6日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 寺院 データ 建設価格 7億680万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 12個 建設日数 12日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 地蔵堂 データ 建設価格 2億3560万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 4個 建設日数 4日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 公園A データ 建設価格 589万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 2個 建設日数 2日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 公園B データ 建設価格 1767万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 4個 建設日数 2日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 公園C データ 建設価格 3534万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 6個 建設日数 3日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 公園D データ 建設価格 4712万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 10個 建設日数 40日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) グラウンド データ 建設価格 7068万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 12個 建設日数 4日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 制限区域 住居/市街化調整 並木道A データ 建設価格 295万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 0個 建設日数 0日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 並木道B データ 建設価格 295万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 個 建設日数 日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 街路樹A データ 建設価格 295万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 個 建設日数 日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 街路樹B データ 建設価格 295万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 個 建設日数 日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった) 灯台 データ 建設価格 4712万円 運営費 0円/日 必要人員 0人 必要資材 24個 建設日数 8日 産業区分 公共 乗客需要 登場年 (1975にはあった)